多胡吉郎(たご きちろう)
1956年、東京に生まれる。1980年、東京大学文学部卒業後、ディレターとして日本放送協会(NHK)入局。以後、美術、歴史、紀行等、主として文化教養系の番組制作に携わる。1999年、ロンドン勤務となり、2002年に独立。イギリスに留まって、作家活動に入る。 2009年、英国生活10年を節目として、日本に拠点を移す。
【主な著書】
小説以外の作品に『吾輩はロンドンである』(文藝春秋)、『スコットランドの漱石』(文春新書)、『英国名言に生きる』(PHPパブリッシング)、『物語のように読む 朝鮮王朝五百年』(角川書店)その他。
小説作品としては『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(河出書房新社)、『わたしの歌を、あなたに~柳兼子・絶唱の朝鮮~』(河出書房新社)、『海を越え、地に熟し~長沢鼎 ブドウ王になったラスト・サムライ~』(現代書館)などがある。